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ログハウスの暖炉特集 – ティンバーフレーム編【パート2】

2025年03月25日 - 事例特集

ティンバーフレームに取り入れられた暖炉の中から、厳選したデザインをご紹介いたします。

Fireplace Designs – Timber Frame Homes Ep2


「ティンバーフレームの暖炉特集」の記事一覧
  1. ログハウスの暖炉特集 – ティンバーフレーム編【パート1】
  2. ログハウスの暖炉特集 – ティンバーフレーム編【パート2】

モス・クリーク・ロッジ in キャッシャーズ ノースカロライナ州

延床面積600㎡の広さを誇る、ベースメント付きの2階建てティンバーフレームには、一部にハーフティンバー構法が採用されています。この建物の特徴のひとつが、壁一面を覆うほどの壮大なスケールで設えられた、擬石を用いた重厚な暖炉です。

この暖炉は、単なる暖房設備としての役割を超え、空間全体の象徴的な存在としてデザインされています。火室の両側には、実用性と美観を兼ね備えた工夫が施されており、一方には薪をストックできる収納スペース、もう一方には木製の扉でカバーされたテレビ収納スペースが配置されています。これらの要素は暖炉の構造と一体化するように設計され、まるで暖炉そのものが空間全体を包み込むかのような、統一感のあるデザインを生み出しています。

さらに、キッチンにも暖炉が設置されており、料理を楽しむための特別な工夫が施されています。この暖炉の上部には、ピザやパイなどを焼くことができる専用の窯が備え付けられており、本格的な薪火料理を楽しめる仕様となっています。暖炉の温もりがキッチン空間に心地よい雰囲気をもたらすとともに、実用性も兼ね備えており、家族やゲストとともに焼きたての料理を味わう贅沢な時間を提供します。

セレンガット邸 in ジョンズ島 サウスカロライナ州

基調とした南欧リゾートの雰囲気を漂わせるティンバーフレームに取り入れられたのは、洗練された美しさと落ち着きを兼ね備えた、クラシックなレンガ調の暖炉です。そのデザインは、一般的にログハウスで選ばれる素朴で力強いスタイルとは一線を画し、まるで高級ホテルのラウンジを思わせるような、上品で洗練された趣を持っています。レンガ調の素材が醸し出す温もりと、白を基調とした空間との調和が生み出す美しさが、リゾート感あふれる心地よい空間を演出しています。

ロックウッド邸 in ブラックヒルズ サウスダコタ州

放的な雰囲気を演出する、ファイヤーピット型の暖炉が設置されています。この暖炉は建物の中央に位置し、従来の暖炉のように火室が壁で囲まれていないため、グレートルームのどこにいても、揺らめく炎の美しさや温もりを存分に楽しむことができる設計となっています。炎が空間全体を優しく包み込み、家族やゲストが自然と集まりたくなるような、温かみのある居心地のよい空間を生み出しています。ティンバーフレームの重厚な木組みとの調和も美しく、まさに自然と調和した贅沢な憩いの場となっています。

コリンズ邸 in グリーンズボロ ジョージア州

アメリカ南部を中心に人気が高まっている、ティンバーフレーム構造のバーンドミニウム(納屋+コンドミニアム)に採用されたのは、重厚で存在感のある大きな石造りの暖炉です。バーンドミニウムは、壁や仕切りを極力設けず、広々とした開放的な空間を活かした設計が特徴のため、このようなスケールの大きな暖炉が非常によく映え、空間の中心的な存在となっています。

また、ティンバーフレームの構造と見事に調和し、シンプルでありながらも洗練された温かみのある空間を生み出しています。まるで山荘やロッジのような落ち着いた雰囲気を持ちながらも、モダンなバーンドミニウムのスタイルに溶け込む、魅力的なデザインと言えるでしょう。

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By | 2025年03月25日

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